2012年10月26日金曜日

ToyCamera DSC miniを使ってみました

Image1 トイカメラとは、その名の通り「おもちゃのカメラ」です。
子供のころに買ってもらった安いカメラのように、ピンボケで色にじみがある懐かしい写真が取れるものです。
好きな人は、数万円の本格的な?トイカメラでフィルムを入れて撮影しています。
このトイカメラは、数千円のデジタル(1280×1024 130万画素)で、動画も撮れるものです。マイクもあるので、音声だけの記録もできます。
スパイカメラと間違われないよう、古いカメラのデザインを取り入れ、色も数色選べます。
実際にこのカメラで写真を撮ってみました。5:4という、変わった縦横比で、正方形に近い写真が撮れます。
PICT0002
使ってみると意外に難しいことが分かりました。
まず、SWがシャッターボタンと同じもので、長押しして電源を入れます。電源が入ると、ファインダーの左の小さな穴の中が赤く点灯します。この電源は、省エネのため30秒で切れるので、数歩歩いているうちに切れてしまいます。シャッターを押す前に、必ず確認しないと、撮れていない場合があります。撮れた時は、赤いランプが一回点滅します。
軽くて小さいので、シャッターを押すときにぶれてしまいます。ぶれは、ピンボケとは異なります。右下の写真は、ブレがにじみのような効果を出しているので、わざとブレさせるのもありかと思いますが、最初はほとんどの写真がぶれてしまいます。
レンズが小さいので、室内の写真はしっかり固定して撮らないと、何を写しているか分からないほどブレます。
明るさの幅(ダイナミックレンジ)が小さいので、明暗の差が大きいところでは、明るいところが飛んでしまいます。これは「トイカメラ」らしさを出すところなので、そういうものだという認識で撮らないといけません。デジカメではないのですから。
デジカメらしいところは、動画です。動画は、トイカメラには無いものなので、ここで本性が出るようです。動画は、静止画よりきれいで、よく撮れます。下の動画は、いったんyoutubeにアップしたもので、ファイルサイズが小さい分、画質は落ちています。元のファイルは、avi形式の54MBの動画です。動画再生後に、他の動画も見られますが、これはtoycamera動画ではありません。